紀州のドンファン不審死事件 平成30年 和歌山県
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発生日:2018年5月24日(木)
発生場所:和歌山県田辺市
現状:
2024/12/12 読売新聞
「老人・完全犯罪」の検索「あり得なくはない」…ドン・ファン死亡、無罪判決に元妻のすすり泣く声響く
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の会社経営者野崎幸助さん(当時77歳)の死亡を巡り、裁判員が導き出した結論は無罪だった
2021/4/28早朝 容疑者の逮捕
その後、様々な情報が出てきているので、私が聞いた範囲で書き留めました。逐次、追加・更新します。
判明している事実
・被害者の死因は解剖の結果、急性覚せい剤中毒
・被害者に注射痕は無い
・自宅にいたのは妻と家政婦。夕食時には家政婦は帰宅
・防犯カメラに不審者は映っていない
以上
つまり、これ以外は状況証拠や、捜査によって得られた供述のみと言えます。
■テレビ番組からの情報
2021/5/23 そこまで言って委員会NPより
小川泰平氏、出口保行氏(犯罪心理学)ほか
・小川氏は田辺市を何度も独自取材をしている。
・警視庁の捜査1課長が和歌山県警本部長に
・2018年には覚せい剤のルートは解明していた
・状況証拠だけで公判維持したのは和歌山カレー
・八代弁護士「殺意の立証が困難ではないか?」
・考えられる動機:離婚届けを見せられた。財産分与しても結婚生活が短いので、数百万程度と推測される。
・出口氏「犯人はリスクとコストを考える。これだけのことをする価値はあるのか?」
・自宅では変死扱いだったので行政解剖。
・なぜ薬を使ったのか?覚せい剤を多少使っただけでは「苦い」だけ死なない。
・経口方法が何だったのか?。カプセルか?
・覚せい剤を犯罪に使用した事例はない。4-5時間後に死亡?
・容疑者はホスト好きだが、ホストの上客ではない。
・容疑者は家宅捜索を受けるたびにマンションを転居している。そして、今は「お気に入りの芸能人が住むタワーマンション」に住んでいるためドバイに行く気は起らないはず。駐車場をその芸能人の隣を借りるほど。ひょっとすると面識があるのかも。
・当初は被害者のベンツだったが、今は「超」高級外車。
・優秀な弁護士が接見したものの、弁護は頼まなかった模様、つまりお金に困っているのでは?
5/6 バイキングMORE
元刑事の方
「組が持っている薬の純度は高いのですが牛や馬の興奮剤、塩、化学調味料などを入れて(たくさん売る為に)薬を薄める事があります」
ロンブー淳さん
「容疑者が犯人と決めつけてはいけない、とくにマスコミは」
→容疑者が不起訴・罪が軽くなった場合を想定した回答かもしれません。
5/1 バイキングMORE 取材記者および番組調べ
・結婚後、1階の自室で1日中スマホをいじっていた。
・結婚は「結婚しようか」という、流れで結婚したような雰囲気だったそう。
・月100万は1回目は手渡しだが、2回目は振込
・離婚だった場合、結婚生活が3か月なのでほぼゼロ。慰謝料のみ
・遺産の場合は相続可能
・被害者は容疑者に電話をかける時、東京にいたら日に30回、家にいても2階から1階にかけ、出ない時は「離婚や」が口癖だった。
・死去後、容疑者は会社の取締役に就任し会社のお金で動かせるだけのお金として3830万円を自分の口座に送金していた。
この件で、元監査役から刑事告発を受けている。
・通常、社長が逝去した場合、臨時の取締役会が開かれ、その役員の中かから代表が決まる。しかし、彼女はその一連の手順を一切踏まず、自分で勝手に行ったので、明らかに違法。
4/30 バイキングMORE
・事件後、容疑者は被害者が代表だった企業2つの代表取締役になり、「報酬7000万円を受け取ったが、税金で3500万円取られた」と同企業の役員に話していた。
・この事件の裁判は「裁判員裁判」の予定。
4/29 バイキングMORE
元徳島県警の刑事さん
・和歌山県警は、和歌山カレー事件と同様、消去法で証拠固めをしていると思われる。
・被害者が殺害された当日の夕方ビールを飲んでいたと思われる、という(家政婦または容疑者の)証言から、県警はビールの空き瓶2400本に覚せい剤の痕跡がないか調べたため、相当、時間がかかったと思われます。
・薬丸さん「普通は覚せい剤取締法違反で捕まえて拘留し、途中で殺人で再逮捕のはずなのに」
・元刑事さん「そうなんです。最初から殺人と取締法の二つで逮捕したということは、20日間の拘留中に起訴できるだけの証拠を集めたという和歌山県警の自信の表れだと思う。もちろん、検察と相談し起訴できるとOKをもらっているはず」
その他、同番組から
・食べ物に混入した可能性
・6月に愛犬の葬儀を綿密に計画していたので自殺の可能性は低い
・ご遺体から注射痕はなかったので経口摂取の可能性が高い
・被害者は家政婦に「あいつは妻の仕事ができていない」といった主旨の話を漏らしたらしい。
・同居を条件に月100万をもらえることを承諾し結婚。しかし、月に数回しか和歌山に帰ってこないし、振込がないと被害者に催促することも。
・ミッツさん「月100万は実を言うと少ないんですよ。(相場を知っている模様)だから、それに不満を持ったとか、手っ取り早く高額が欲しかったから犯行に及んだとか」
坂上さん「俺もそう思う」
4/29 ニュースなど
・県警は掃除機などから覚せい剤の痕跡を発見
・容疑者と密売人の2人の携帯の位置情報から「2人が同じ日時に同じ場所にいたことが判明」
・容疑者が和歌山に戻らず東京のマンションに住み続けたことから、被害者は離婚を考え、判を押した離婚届を手元に保管していた。
4/28
・バイキングMOREを見て
午後6時頃の家政婦さんがいない1時間の犯行で、死亡推定時刻は午後9時頃。
→持論:時間差から飲み物より「覚せい剤をカプセルに入れた」と推定するのが普通。 あとは飲ませ方。常用薬があって、中身をすり替えたのか?「サプリだよ」と言ったのか?
・ニュースで
容疑者の今の肩書は「役員」で、現住所は東京都。何の役員なのだろうか?
→別の番組で被害者の会社を引き継いでいるらしいという情報あり(はっきりした情報ではない)
■5/5時点の私見
入手した薬と殺害に使った薬の成分が一致すれば「犯罪に使った」と断定できるのですが。
逆に容疑者は「自分が無罪」と証明するには、入手した薬を「殺害以外に使ったことを証明」しなければならない。
「自分が使ったのか?」「他人に売ったのか?」などを、物的証拠で。単に「捨てた」だけでは裁判長はその言葉を信用しない可能性。
警察(検察)は「動機」「薬の入手ルート」だけで裁判で戦うつもりなのだろうか?やはり「物的証拠」がないと厳しい。
・(5/1の番組から)容疑者、一日中スマホをいじって、離婚の慰謝料、遺産相続、死んでもらう方法、会社のお金を動かす方法などを調べまくっていた可能性。
ネットには我々にとって有益な情報がたくさんあるものの、悪人が犯罪に利用することもあると感じました。
殺害の方は完全犯罪っぽいが、会社のお金の送金についてはズサンに思えます。ゆえに殺害は一人で考えてやった、とも思えません。
・「4000人の女性と付き合った」という自叙伝を発売された被害者の方。数多くの女性を見たのに最後は見抜けなかったのかと。気の毒な話ですが。
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